末武造園土木です
近所のゴルフ場には、立派なシダレザクラがあります。
クラブハウス付近にも何本か植えられていて、そのうち2本には枝張りを美しく見せる棚「パーゴラ」を植樹と同時に取り付けました。
今回は別の1本にも「下が歩けるパーゴラを」とのご要望です。
ご注文いただいたのは、まだ葉の生い茂る夏。
生育活動が活発な状態では、葉が邪魔になることや毛虫のこと、また水分を多く含む枝葉は重く施工性が悪いことから、落葉後の冬まで待っていただいての施工となりました。
今回のご依頼では、単にパーゴラを作るのではなくて、上段のパター練習場への通路として、シダレザクラの下を通り抜けられるようにとのこと。
ただでさえ急な斜面に設置するのが大変なうえに、3次元的にかなり捻った形になるのは必至。
基本は依然施工の(右写真)を参考に、一部のパーゴラを張り出しながら、地面との高さを取りながらの施工です。
使う材料は、10cmの太さに揃えられて防腐加工を施された丸太と、4寸の青竹多数。
法面で急斜面なこと、屋根の形状が特殊なことから、長尺材を使って、寸法は現地合わせです。
法面での設置工事なので、縦柱の寸法はすべてバラバラ。
11本ある柱を、仕上がり高さから逆算して寸法に切り、垂直の建て起しを見ながら設置です。
ただし、縦柱の位置はあらかじめ決めておきます。
縦柱をきちんと建てこんだ後は、上部をつなぐ横柱を取り付けます。これも現地寸法で都度カット。
屋根の細かい組付けは、青竹を横柱間に格子状に取り付けます。
この時、シダレザクラの枝は、青竹の上を通るよう持ち上げながら設置。
この作業は、ひたすら結束するという地道な作業です。
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