末武造園土木です
お庭作りや改良には、多種多様な製品から目的に合った部材や素材、またそれを生かす技術が必要です。
いろいろな材料や作り方などご覧ください。
道路から玄関までの高低差が約1.3m。
家は高基礎で施工、道路との段差が大きいです。
このお宅の場合は、レンガ階段や石積みでその高さを解消します。
門塀にポストを埋め込みます。
下地の状態で見ると、このような感じです。
ちょうど、ブロック1丁をポストと入れ替えたようなもの。壁に埋め込みで使うポストの大きさは、ブロックの大きさに合わせて作られているんです。
今回のお宅のでは、この後モルタル下地塗りを経てジョリパッド仕上げです。
埋め込みのポスト本体の交換は大変です。壊さないよう大事に使ってくださいね。
駐車場コンクリートの隙間に砂利や植物(タマリュウ他)があしらってあるお宅をよく見かけます。
あの隙間は、型枠を入れてコンクリートを打設、硬化後に型枠を外します。
このお宅の場合は砂利敷きとしましたが、植物はもちろん、芝でも可能です。
ブロック工事で重要なのは、基礎工事です。
住宅の周囲にブロックを積む場合、宅地盛土の土圧が外へと掛かりますから、ブロックと基礎でL型を作り、土圧に耐えるようにします。
もちろん鉄筋も十分に入れるのと、場合によっては控え壁を作ります。
今回は下地がコンクリート土間。
本来なら砕石路盤が良いのですが、急遽タイル土間張りから土間へ変更のため、ちょっと厄介ですが仕方がありません。
まずはコンクリート面に「プライマー」を塗布します。
これによって下地コンクリート面への吸水を防ぎ、表層(仕上がり面)との接着を強くします。
プライマー塗布後、予め混合された土間砂を左官ゴテで均します。
ちょっと強めに押しながら、排水勾配に気を配って均します。
この作業で仕上がり具合が決まりますから、丁寧に慎重に仕上げます。
セメント系固化剤を使っていますので、硬化には「水」が必要です。
でも作業は至って簡単、ジョウロのような撒き方で水を優しく掛けるだけ。
掛けるのには少しコツが必要ですが、一度に撒かず数度に分けて十分染み込むように撒いていきます。
丸1日、載らないように養生保護して完成です。
仕上がりの風合いは自然系!
写真は湿っている状態なので色が濃く見えますが、乾燥後はブラウン系の仕上がりで、表面は砂のよう。
2mm以下の粒径で構成されて、見た目もタイルやコンクリート仕上げよりも自然な仕上りです。
コンクリート剥き出しになっている面は、芝が張ってあったそうです(土のう袋は剥ぎ取った芝です)。
植生を砂利に変更です。
洗い出し舗装と砂利の組み合わせというシンプルな構成に変更です。
洗い出しの色と同系ではベタッとした面に見えてしまいますので、異なる系色の砂利を敷いています。
輸入品の、砂岩系クラッシュストーンを敷きならして完成、非常にシンプルです。
雨降りの写真なので光が暗めですが、実際は鮮やかな色合いです。
普段は問題ないのですが、雨降りや雪降り、冬場の降霜時は土間コンクリートや平板石張りは滑りやすいので避けてほしいとのご依頼。
道路から家までのスロープは「ピンコロ張り」で舗装です。
ピンコロは、自然石を割り肌で切った3寸角のサイコロ状の石。
その石を、目地を1cm確保して1個づつ張るんです。
大きな面の板石と違い、緩やかなうねりなども表現できるのがピンコロ張りの特徴。
手間はかかりますが、仕上がりは良いものですよ。
自然の素材を使った竹垣はとても風合いがあってよいのですが、どうしても経年変化で劣化し、隙間があいたり虫食われや腐食でガタがきます。また柱の根元がシロアリの害に遭うことも。
5年程度で劣化が強くなりはじめ、10年もするとご覧の通り。
5年ごとに更新できるのであれば自然素材でも良いですが、そうでなければ人工竹垣がお勧めです。
工場製品なので、キッチリ出来ています。かといって見た目に安っぽさは無く、お庭全体が締まって見えます。
竹の色は写真の「黄竹」はもちろん、「すす竹」「寅竹」「茶竹」など多くの種類から選ぶことができますから、雰囲気に合った竹垣を作ることができます。
住宅施工時の外構工事で植樹されたものですが、平面に「植えた」というだけのもので、イマイチの感。
お値打ちに庭らしく改造してほしいとのご要望で、購入品をできるだけ少なくしての改造です。
樹木は一旦掘り取り、少し上へ持ち上げます。
根元周りには盛り土、また石を配置して変化を持たせます。
白砂利を敷き均して裸土が見えないように。
全体に平均に配植すると、奥行きや広がりが今ひとつ感じられないお庭になってしまいます。
ここではリビングから見て手前と最奥へ重点に配置換えし、奥行き感や広がりを出してみました。
もちろん、高さにも変化をつけています。
お気づきの点がありましたら、
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