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和風建築に似合う庭園づくり(岐阜県美濃加茂市 M様邸)

今回は改築(新築)に伴なう旧庭園の作り替え工事を承りました。
建物が「和」を基本としていますので、それに合わせた和風庭園をとのご依頼。
元のお庭に使われていた材料を出来るだけ採用して、お施主様と打合せを重ねながら計画〜工事です。

和の建物に合わせたお庭です

もともと数十年前に作られたお庭がありましたが、改築(新築)に伴なってお庭も改築です。
旧建物とは玄関の位置や全体の大きさが変わっていますので、それに合わせてバランスを整えたお庭としました。
また今までとは建物の中からの眺めも変わってきますので、その点にも十分に配慮です。

広い敷地を生かします

まずは玄関周り。
玄関までのアプローチは、軽々しいものではダメですね。今回は板石張のアプローチです。大きな板は900mm×600mm。
玄関までの高低差を、階段と緩いスロープで合わせています。
数寄屋門は以前のお庭に使われていたもの。建てつけや銅板葺きを修理して再利用です。
エントランス周り 数寄屋門周り

建物からの眺め。広い白砂利の奥に木々が配植されます。
また盛り土や景石を組み合わせて、さらに奥行きの感じられるお庭に仕上げています。
完成 完了

縁取りはタマリュウで

築山の縁取りはタマリュウ。
築山の天端は、雑草が生えにくいよう、また彩にも配慮してウッドチップを敷きならしています。
築山

玄関奥に覗く坪庭

玄関から奥を眺めると、小さな坪庭スペース。
雨が当りにくいことに考慮して、基本は景石と砂利。
あしらいとして、乾燥に比較的強い「ホウライチク」で柔らかな光を取り入れます。
坪庭 坪庭

裏庭はシンプルに

裏庭は、目隠しの竹垣(みす垣)、その内側は玄関から覗く坪庭です。
勝手口や離れ裏口へのアプローチは、角板石の飛石。周囲は川砂利敷です。
裏庭 裏庭

作業の様子

元のお庭は、元の建物玄関に合わせた作りとなっています。
なので入口の開口部が今回の新築とは合致しません。
進入ルートが複数存在するのはよろしくありませんから、塞ぐところは塞ぐ、開けるところは開けるよう、組み換えです。
着工前 計画図

今までの開口部は、景石と盛り土で塞いでしまい、新築の玄関に合わせた場所を唯一のアプローチとします。
お庭の中を巡ることができるよう、和室から沓脱石で表へ、また飛石で一巡できるように作っています。
石組工 アプローチ周り

玄関へのアプローチは板石です。
容易に動いたりする軽い素材は玄関アプローチには不向きです。
板石張工

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