先日から放置しておいた、電源コネクタ部が断線してしまったETCの機械。
国費を5000億円使った「土日祝の一般人は高速道路が2年間最大1,000円」という、国費予備費垂れ流しイベントがあるので、まぁせっかくだから直しちゃいます。
この断線した三菱のETC機、電源コードの品質がとにかく悪い!
温度か紫外線か日射か判らないけど黒色の外皮が劣化(硬化)して、どんどん縮んでコネクタ部のヒシチューブまで引き抜いてしまうほど。
またコネクタも専用品のようで、当然のように交換凸は市販が見当たりません。
もう! 汎用コネクタに交換です。
とはいうものの、簡単な作業なんですがね。
不調の原因は、コネクタ凸の基部断線。とにかくコードの品質が悪い。
フジクラなどの一流品には見られない症状、劣化して硬化と収縮で...
コードの交換で済むのですが、このコードにこのコネクタでは、またこのような症状が起きると思います。
直すにしても、2年の間に私用で何回も高速道路を使う機会も無いですしなぁ。大きな費用を掛けて直すほどでもないし
それに、部品交換はメーカー修理と同じ扱い。送料込みで数千円も取られちゃうだろうから、保証が無くなることを前提に汎用コネクタへ交換します。
コネクタの半田付けを溶かして吸い取って、もとの専用コネクタを取り去っちゃいます。
そして、汎用コネクタ凹を取付ます。
部品屋さんに、この電子基板に丁度ピッタリのコネクタがあったので、本当にうまく収まりました。
半田付け部は表面実装になっちゃいましたが、強度は確保できるよう「秘密のコツ」で取付け。
汎用コネクタは、普通のDCミニプラグ。
これで、壊れにくくて、壊れても交換しやすいパーツになりました。
一般のユーザーなら「壊れたら新品を買いなおす」のかもしれませんが、直せるものは出来るだけ直して使いたいものです。
最近は表面実装部品ばかりで組み立てられてますから、メーカーの修理技術も「ユニット交換」しか選択肢がなく、また高価な交換ユニット費用は依頼者(消費者)負担。
だから「新品を買いなおす」という選択肢しか無くなってしまうのですね。
もっとも、修理は自分の技量で、自分の責任で、ということですが。