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夏ころになると、松が枯れてしまう病気があります。
「松材線虫病」。
発症した時点で枯れているという、手の施しようのない虫害です。
今回は双幹のクロマツへ、予防のための処置を施します。

今回は、施用時期の関係から「ネマバスター」を採用します。
一般的な予防は幹に注射を打つ「樹幹注入」ですが、春以降はマツヤニが多く出ますので樹幹注入は困難。
なので、松の根から自然吸収させるタイプの薬剤を使用します。
使用量は、樹高と幹周囲の長さによって薬剤の量を決定します。

この種の薬剤は、効果の確認が非常に難しいです。
接種して枯れなかったとき、「接種により枯れなかった」のか、「通常条件でも枯れなかった」のかの判断は不可能です。
また枯れてしまった時も、「接種したのに効果が無かった」のか、「接種以上に感染が強かった」のかの判断も困難です。

但し、薬効が確認されている薬剤ですから、枯らさないために接種するというのは最善の方法と考えています。

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