5月も後半になってきました。
これからお問い合わせが多くなるのが「チャドクガ」のこと。
このチャドクガはツバキ類を好むドクガの幼虫なのですが、問題は「刺されると痛くて痒い」ということ。
厄介なのは、殺虫剤を散布して殺処分しても、
1.その死骸についている毒毛にも刺さる
2.脱皮を数回繰り返すのですが、その抜け殻についている毒毛でも刺さる
3.雌成虫の胴周りについている毒毛も刺さる
4.産卵した卵塊にも毒毛が付いていて刺さる
など、あらゆるシチュエーションでもチャドクガの毒毛は有効、刺さるのです。
チャドクガは無数(何十万本)という毒毛を持っています。
これが皮膚に付くと炎症(アレルギー反応)を起こして赤く腫れあがり、とても痒い思いをすることになります。
チャドクガに関してはその死骸や脱皮殻が風で舞い上がっても毒毛が刺さるので、殺虫剤を散布して、その死骸などを放置しておくのはお勧めできません。
お勧めは「チャドクガ防除剤」。
殺虫成分は一切含まれていない安全物です。
スプレーの有効成分が直接殺虫するのではなくチャドクガを毒毛ごと固めてしまうという、物理防除の手助けになるという防除剤です。
中身はアクリル性樹脂。透明の塗料スプレーのようなものです。
これをチャドクガに吹付けて毒毛ごと固めてしまうというもの。
固まった後は枝ごと切り取ってゴミばさみでつまんでビニール袋へ。
次のゴミの日に、一般ゴミとして出してしまいましょう。
よろしければ、ご覧くださいね。
http://www.szd.jp/shopping/index.html#e511