建物周りと内部のコンクリート土間床工事を施工しています。
梅雨時のコンクリート工事は工程を考えるのも一苦労。
何せ納期に間に合わせたくても雨が全ての進捗を左右しますからね。
今回は内部と外部のご依頼です。
今日は夕方から雨2mm程度の予想があるの、外部のこの犬走り部分の土間工事は中止。
雨の降りそうにない日を狙って、きれいに仕上げさせていただきましょう。
その代わり、雨が降っても影響のない建物内部の土間コンクリート打設を先行します。
前日のうちに床面に、水分吸収を妨げて接着効果を高めるためのプライマーという液剤を塗布しておきました。
またコンクリートのクラックや浮き上がり防止のために、ワイヤメッシュ(鉄線格子)を敷き詰めてあります。
梅雨時は作業予定が組みにくくて大変です。
剪定などの土を触らない作業なら特に問題無いのですが、コンクリート作業や樹木の移植作業は雨の合間をぬっての作業です。
今日は先日プランを提出させていただきました工場門周りの緑化工事に取り掛かりました。
http://www.szd.jp/diary/?p=1785
まずは、既植樹の植替え(移植工事)です。
せっかくここで育った樹木ですから、工場敷地内の一角に植替えです。
カイヅカイブキですが、これから夏に向けてあまり適期ではないですが、なんとかうまく活着してくれることを祈ります。
そのためには、まずは根の保護が肝心です。
水分や養分を取り入れるための「吸収根」は非常に細くて、ちょっとした振動でも切れてしまいます。
根を、土を付けた玉として掘り取るときに、麻布と麻紐で固く巻き締めて、輸送中に根が崩れたりしないよう保護します。
今日、「街路樹に毛虫が発生しているようです」という住民の方からの通報をうけた市役所からの電話をうけて、現地へ伺いました。
例年よりも早い「アメリカシロヒトリ」の発生です。
人体に害のない幼虫ですが、発生すると食欲旺盛で、あっという間に葉が網の目状に食べられてしまいます。
住民の方からの今回のご連絡は、昨年も同所に発生したこともあって、非常に初期の段階でご連絡をいただきました。本当に助かります。
結果として「毛虫を駆除してほしい」とのご依頼ですが、昨今農薬に対しての目が厳しくなっています。
農薬の成分は、人体に対しては昔よりも安全な方向へシフトしているのでしょうが、国の散布ガイドラインなど多くの制約的要素がありますので、緊急的に液剤散布を行うことができません。
一般的な材料で、即効性があり持続性が低く、かつ農作物ではない街路樹への施用ということから、散発的な発生には市販のスプレー殺虫剤を用いています。
小さな毛虫なら、ほんの0.数秒程掛れば十分効果があります。