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コナラなどカシ類の樹木が枯れてしまう「カシノナガキクイムシ」による害。
この地域でも今年から特に猛威を振るっています。

今回は小学校の敷地内にある森の「コナラ」が枯れてしまったからと、伐採のご依頼。
できるだけ根元から切って、原因虫が入っている幹や主枝を含めてすべてを、専門処理業者で破砕処理してもらいます。

発病した木は適切に処理しなければ、その木から健全な木に伝染してしまいます。
予防は薬剤の「樹幹注入」なのですが、思いのほか高価なことから進みません。
また若木には伝染しにくく古木に伝染しやすいことから、枯れたらきちんと撤去して、その後には苗木を植えて世代交代、という考え方も有りなのかもしれません。

先月7月の集中豪雨は、いろんなところに被害をもたらしました。
ちょっとした谷筋には多くの雨水が集中して、側溝などの構造物が壊れてしまいました。

今回依頼を頂いた作業場所は急峻な谷筋に作られた排水側溝。
予算的に再び同じように側溝を入れなおすのは困難。
なので、側溝の代わりに波状管を使って上部からの排水を誘導処理しました。
この後、雨などの侵食を少しでも減らすために、植生土のうを使って強化して緑化します。

今回は、公共施設裏側の植え込みをサッパリしてほしいとのご依頼。
夏は草丈も大きくて、また植え込みの枝も春から随分と伸びて、一見して荒れ放題に見えてしまいます。
この時期にしてはちょっと強めの刈込剪定。
来春の花数は少なめになるとは思いますが、建物の裏側でお客様からは全く見えない場所なので、スッキリさせることを重点に作業です。

作業前 → 完了

曇りの日は暑さが和らいで助かります。
もう少し風があると快適なんですけどね。

今日はカシノナガキクイムシの害で枯れたコナラの伐採作業。
大きな木なので、24m級の高所作業車を使っての作業です。
すぐ隣に電線や電話線があるので、根元から一発で切り倒すことができません。
隣接する電線や電話線に気を付けながら、上部から細かく刻んで下へ卸す作業となりました。

カシノナガキクイムシによって枯れた場合は、速やかに伐採して幹枝を粉砕したり燻蒸処理などで適切に処分しなければ、あっという間に周囲の同樹種に被害が広まってしまいます。

市内の農林高校から、枯れ木伐採のご依頼。
現地へ出向いてみると、樹高20m近いコナラ(どんぐりの木)の「立ち枯れ」。
枯れて間もない様子。
枯れた原因は、樹種と枯れたた木の大きさから、だいたい想像がつきます。

その枯れたコナラの根元を見てみると、あぁありました、おがくずの堆積物。
幹を見ると1~2㎜程の小さな穴が無数にあいてます。
カシノナガキクイムシによる立ち枯れです。
去年の11月に、グリーンドクター協議会で市民講座を開きました。(こちら)

この1本の木に無数のカシノナガキクイムシが水平に穴を開けて侵入し産卵、翌年にはこの枯木から何万匹ものカシノナガキクイムシが飛び立ち、近くの同じ種の木に侵入して枯らしてしまいます。

この高校の造園科での実習サンプル用にも一部確保しておきたいとのこと。
折角なので勉強になるよう、いろんな視点でのサンプルに切り分けようかと思ってます。

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