まぁいつも仕事のお話ばかりでは目新しい話もないものですから、今回は少し趣味のお話。
この箱の中は『武井バーナー製造(株)』の灯油バーナー。
屋外専用ですけど、調理などのコンロにも、また冬場のストーブにも使えるというもの。結構重宝してます。
まぁ道具については単に買ったとか持っているというだけですけど、このバーナーには収納ケースが付属しないのです。
なので、ケースは自作するのですよ。
(値段不相応なケースは売ってるんですけどね(^^;)
組み方には釘や木ねじは一切使わず、継ぎ目に隙間が出ないようカンナで小口を削ってゼロタッチで仕上げ、蝶番が表に出ないように削り込んだり、取っ手はメーカーから直送頂いたり、塗装は木質強化剤など、暇に任せながら、でも雑作りにはならないように組んでみました。
素人作業ですけど、「なんちゃって指物師」かな。
いえいえい言い過ぎました。ごめんなさい(^^;)
今回もまた伐採ですが、伐採で取りきれない根のくん蒸処理も行いました。
場所はゴルフ場内、コースとコースを分ける林地の太~いコナラの伐採で、例によってこちらも「カシノナガキクイムシ」によって枯れてしまったもの。
特に太いものから枯れるこの害、本当に大変です。
今回は、伐採で取りきれない「根」の害虫処理のお話。
まずは伐採。
あまりに太いと、チェンソーで切るのも大変です。
地上部を切り取ったら、切り口にチェンソーで刻み傷を作ります。
今回のくん蒸処理でも重要な工程です。
くん蒸処理は、ビニールシートをかけて密封し処理します。
外気に触れないようにビニールシートを掛ける必要があるので、シート端を埋めておく溝を根株周りに掘っておきます。
これも重要な工程。
そして、燻蒸用薬剤を掛けたら速やかに密封する必要があるので、風下側のシート端だけを先に土中へと埋めておきます。
あとの密封処理がスピーディーにできるように。
今回使うのは、ヤシマNCSくん蒸剤。
この薬剤を根株にかけて、ビニールシートで被い密封、木材の中に潜むカシノナガキクイムシを殺虫します。
薬剤が木にしみこみやすくするため、また土へと流れにくくするために、木の表面に刻み傷をつけたんですよ。
掛け終わったら、シート端を土の中に埋めて速やかに密封します。
出来るだけ風上側で作業しないと、薬剤の強烈なにおいに見舞われます。
主剤は硫黄かな。
そして、密封して14日(2週間)以上、このまま放置しておきます。
殺虫することで、この根株からは新たなカシノナガキクイムシの飛散が抑えられます。
但し、カシノナガキクイムシはいろんな方向から飛来してきますから、この根株や幹枝を処理したところで、翌年の枯損量を減らすことができるかどうかは疑問ですけどね。