花の咲いた姿がとてもきれいな「シダレザクラ」。
枝の広がりをより強調してきれいに見せるための棚を作りましたよ。
自然の状態なら枝はあるていど真下に垂れるのですけど、傘のような枠組みを作って枝を斜め下方向へ誘導して、枝張りを広く見せます。
今回のご依頼では、シダレザクラの下を歩くことができるように、と。
斜面に植えられているので主柱の長さが全て違い、組み付けは大変ですけど、よいものが出来上がりました。
@岐阜県可児市 小萱OGM(ゴルフ場)です。
幹の中心から同心円状に主柱の位置を決めて、建込みの穴を掘ります。
縦起こしに注意しながら、主柱を垂直に建てますよ。
現地で組み立てながら採寸して、ピッタリの長さに合わせて切断します。
必用な場所には面を付けたり、ボルト締結用の穴を開けておきます。
このあたりの山では、昨年頃からカシ類の立ち枯れが目立つようになりました。
その原因は「カシノナガキクイムシ」の食害によるもの。
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今回はゴルフ場のコース脇、とても目立つところから伐採です。
目立つところは2日間で随分たくさん切り倒しましたが、山の中など手の届かないところにもまだ多くの立ち枯れが残ってます。
また昨秋の調査ではおそらく来年(今年)に枯れるであろうものも何本も確認しています。
枯れてしまうのは残念でならないのですが、予防対策は立地や費用の面で限界があるのも実情です。