携帯対応です
このブログは携帯電話にも対応しています。 QRコード

先日、クロマツの移植作業を行いました。
とある一軒家の解体後に残された大きなクロマツ。
それを、近隣のゴルフ場さんのクラブハウス前へと移動して植える作業です。
2014-0127-154823768
樹高は約7m、地下の根の高さを合わせると、長さ約8~9mにもなる大きなクロマツです。
これを掘って移動させ、移植先に植えるという、言葉でいうと単純な作業なのですが、長尺物かつ重量物であること、そして木は生き物という特性から、いろいろなことに配慮する必要があります。

まずは移植に先立って、昨年に「根回し」を施してあります。
これは、本移植に先立って、一旦根鉢を掘り上げて、再び埋めてしまう処置です。
これを行うことによって、水分を吸収する細根が形成され、その後に植え替えることで、枯れてしまうリスクを減らすことができます。

移植作業には大型クレーン車と、大型の積載車が必要になります。
今回のクロマツは、重量が4トンあり、簡易なクレーンでは到底持ち上げることすらできません。
そして長さが8mありますので、その長さが収まるようなトラックを事前に手配・準備しておく必要があります。
2014-0128-084531803
今回の移植作業は、既に植えられていたシダレモミジを別の場所へ移植して、その跡地にクロマツを植栽するという、ドミノ的な移植です。
そのため、時間配分や工程手順などの事前検討を十分に行っての作業となりました。
予定ではクロマツが植穴に収まるまで朝~午後2時を予定していましたが、想定通りの手順で進めることができ、午前いっぱいで植穴に収めることができました。
DSC_0014
このような重量物の移植作業では、「あわてる」ことが最も危険なのです。
技術的な手順や工程を検討することはもちろんですが、想定よりも若干余裕を持たせた作業時間を設定することで、休憩も入れて頭を休め、安全な作業を進めることができるのです。

Comments are closed.

全文検索