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Archive for 5月, 2010

今日は、お客様よりご依頼いただいた姫高麗芝と目土の配達。
お客様ご自身で芝を張られるので、「材料」と「アドバイス」のお届けです。

芝を購入する場合、一般的にはホームセンターや園芸屋さんで買われるのでしょうか。

芝は圃場で剥ぎ取ってから張り付けるまでの時間が短ければ短いほど定着率が高いのです。

特に暖かくなったこの時期、剥ぎ取ってから数日も経つと葉が黄変したり根やランナー(地下茎)が乾燥してしまい、張っても枯れてしまったり、張り付けても定着して密生するまでに相当長い時間がかかったりすることも。

当社は生産者でもなければ小売店でもないので、芝の在庫はありません。
お客様からご依頼をいただきましたら、その時点で生産者に発注します。
トラック便は数百束~千束という単位でしか移動しませんから、近日中に近くを通るどこかの大口注文との混載便で入荷します。
入荷したらお届けという形をとりますので、早ければ圃場で剥ぎ取った翌日にはお手元にお届けしています。

芝色の美しさと保湿具合、張った後の定着には好評頂いています。

夏ころになると、松が枯れてしまう病気があります。
「松材線虫病」。
発症した時点で枯れているという、手の施しようのない虫害です。
今回は双幹のクロマツへ、予防のための処置を施します。

今回は、施用時期の関係から「ネマバスター」を採用します。
一般的な予防は幹に注射を打つ「樹幹注入」ですが、春以降はマツヤニが多く出ますので樹幹注入は困難。
なので、松の根から自然吸収させるタイプの薬剤を使用します。
使用量は、樹高と幹周囲の長さによって薬剤の量を決定します。

この種の薬剤は、効果の確認が非常に難しいです。
接種して枯れなかったとき、「接種により枯れなかった」のか、「通常条件でも枯れなかった」のかの判断は不可能です。
また枯れてしまった時も、「接種したのに効果が無かった」のか、「接種以上に感染が強かった」のかの判断も困難です。

但し、薬効が確認されている薬剤ですから、枯らさないために接種するというのは最善の方法と考えています。

ときどき勘違いされるんですけど、造園屋さんのお仕事は「庭木の枝切り」だけじゃないんですよ。
今回は、産業廃棄物処分場内で、法面の種子吹付工事です。
緑化全般がお仕事で、環境改善などの、いろんなことに取り組んでます。

今回のご依頼では、雨が降ると盛土した斜面が崩れやすいこと、また美観的な配慮のために、法面に草花の種が入った素材を吹付けます。

今回の種は「ホワイトクローバ」1種のみですが、時々に応じていろんな種を配合します。
でも種だけでは風雨で流されてしまいますから、種とファイバー、糊、肥料、着色材などを混合したものを、専用機械を使って吹付けます。

先月の話題ですが、岐阜県加茂郡川辺町、かしおゴルフ場の
入口周りの緑化工事が完了しました。
これまでは「とりあえず」の低木植樹と地被植物が植えられていましがた、やはりそこはゴルフ場の顔となる場所。
今回、管理棟の移設とともに、きれいに整備しました。

縁取りは石積、基本は芝地、高木や低木の植樹で入口らしく仕上げています。
 
 (左:完成 右:着工前、 クリックで拡大)

 
(左:完成 右:着工前、 クリックで拡大)

管理棟の周りはキンモクセイの生垣も。
道路から管理棟があまりハッキリ見えないよう緩衝緑地帯としています。
 
(左:完成 右:着工前、 クリックで拡大)

昨年、美濃加茂市役所さんからのご依頼を頂いて、市内のとある一角に花苗「ガザニアン」を植えました。
この花苗、株の広がりが速いので、地面を覆い尽くして雑草抑制にもなるというもの。
ちょうど今、5月の花がきれいに咲き誇っています。
植えつけ当初から成長して、現在の被覆率は70%といったところでしょうか。

土壌条件や環境条件に依るとは思いますが、今回の試験施工では約1年半ほどで地面を覆い尽くすのではないかなといった感じです。

9か月前(2009年8月)の施工直後は、花苗が点々と植えつけられている状態。
本当にこれが広がって被覆していくのかなぁといった感も。
ちなみに植えつけ直後は雑草の種が着床しても芽吹かないよう、裸地部は木のチップで覆っています。

依頼を頂いた時の様子。
雑草やら笹葉満載、お世辞にもきれいとは言い難い状態でしたよ。

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