毎年管理させて頂いているお客様より、4月中旬の草が生えそろってしまった頃に「芝地の除草剤を...」のご依頼。散布させて頂きました。
それから1ヶ月経過。とてもよく効いています。
抜いたりの処理はしていませんよ。本当に散布しただけです。
新しい草も全く生えてきていません。初秋まで雑草の心配はありません。
散布前はねぇ...
雑草という名の草は無いわけで、観察するとタンポポ、ハマスゲ、ヤハズ、メヒシバ、チドメグサ、その他いろんな種類が混在しています。種なんか風で飛ぶものや自発的にはじけ飛ぶものなど。
こうなると抜いても直ぐ出てきちゃいます。人力除草で処理なんてとても考えられません。草の成長に追いつきません。
散布前。雑草でモコモコ、すごい状態でした。
普通の除草剤の場合は「掛かったもの全てを枯らす」のですが、今回のような芝地内の除草には「選択性除草剤」を使います。
芝には効かないけど、それ以外の草には効果がある、というものです。また広葉に効くもの、イネ科に効くものなどいろいろあります。
さらに葉が展開したものに効く茎葉処理剤、種が発芽しないようにする土壌処理剤なども併用して、不要な草の繁茂を抑えます。
除草剤は適切な知識をもとに特性の異なる種を混ぜて使うことで、雑草処理の手間が驚くほど省力化ができるのですよ。
[...] ちなみに、散布時の様子とその1ヶ月後はこちら→選択性除草剤の効果 [...]