外構工事（造成、擁壁、カーポート、エントランス他）

作業前と完成

今回は、現在のお住まいのお庭と、隣接する宅地1区画分を、外構工事で仕上げます。
今回の工事では、お客さんのご要望で「樹木は新たに植えない」とのことでしたので、既存の樹木と必要最低限の樹木のみで、その他ブロック擁壁、通路、カーポート、門扉などのエクステリア工事が主体となっています。

（以下、　左：完成　右：作業前）

　

　

準備作業（樹木の掘り取り）

新築の際の外構工事でキンモクセイ、ハナミズキ、その他低木等が何本か植えられていましたので、いったん掘り上げて庭の片隅へ仮に植え替えます。

　

ブロック擁壁

まずはキホンの枠となるブロック擁壁です。
段数が比較的高くなるので、控壁をきちんと取り、鉄筋量もしっかり確保しておきます。
元の地盤の強度が強めなので、基礎は安心なのですが、高さのあるブロック積みは横からの土圧が高くなるので、きちんとした施工を行っておかないと、あとから大変なことにもなりかねません。

　

道路側もブロック積みです。
道路勾配が強いので、玄関に向かってブロック積の高さが大きくなっていきます。
途中、量水メーターがありますので、その部分だけ凹ませた形に積んで仕上げています。

（以下、　左：完成　右：作業前）

　

道路から玄関までの高低差が大きいので、まっすぐに昇るスロープでは勾配が強くなりすぎます。
そのため今回は、カーブを描く玄関アプローチに仕上げています。
両袖はブロック積みです
ブロックの天端がモルタル仕上げでは、せっかくの玄関回りが台無しです。
天然石の笠石で仕上げています。

　

玄関回り

玄関の袖壁もカーブした形状で、その表面はジョリパッドのコテ跡仕上げ
鋳物門扉と、同じく鋳物の表札で仕上げています。
足元は滑り止め効果があって、比較的容易に施工できる、生コン洗出し仕上げです。
地域によって骨材（含まれる砂利）の色が異なるのですが、この砂利はいい色しています。

　

　

タイル張りテラス

居間が南向きなこともあって、季節によっては強い日差しが入ってきます。
日よけ付きテラスと、その足元は磁器タイル張りのデッキで仕上げています。
いろいろ、楽しんで使えそうですね。

　

タイル張り散水栓

敷地の中に散水栓が必要とのご要望で、タイル張りの散水栓（立水栓）と水受けを設置しています。
蛇口が2口ついていますので、ホースリールと共用で使用できます。

大きめの物置も設置しています。
足元には防草シートと砂利を敷設して、隙間から雑草が生えないように施工してあります。